滋賀県で、いなり寿司を万引きしたとして女性tが逮捕され、誤認逮捕とわかり釈放されたというニュースが話題になっています。
ネット上では、この女性が釈放までに３日かかったことに物議を醸しているようです。
そこで今回は、いなり寿司万引き誤認逮捕事件で釈放に３日かかった理由３選について深堀りしてみました。
いなり寿司万引きで誤認逮捕された事件の概要
いなり寿司万引きで誤認逮捕の事件の概要はこちらになります。
滋賀県警近江八幡署の杉中高広副署長は
逮捕された方には心からおわび申し上げ。しかるべき調査をして、再発防止を図っていきたい。
とコメントを出したとのことでした。
【３選】いなり寿司万引き誤認逮捕事件で釈放に３日かかった理由
まず、今回の事件は女性が店側からの通報で「現行犯逮捕」されたということです。
万引き事案において逮捕される場合、想定されるのは、
犯罪を行った瞬間を現認した際に行いうる「現行犯逮捕」（刑事訴訟法212条1項、213条）と、
後日になって捜査機関が正式に逮捕令状の発付を受けた上でなしうる「通常逮捕」（刑事訴訟法199条1項）
の二つです。
（引用元：デイライト法律事務所）
今回は現行犯逮捕なので「犯罪を行った瞬間を現認した」というのが条件になってくるはずです。
女性には犯罪を行った瞬間というものが存在しません。
ではなぜ、女性が現行犯逮捕され、釈放されるのに３日もかかったのでしょうか？
いなり寿司を盗ったところを見たと誰かが言った？！
今回、この女性は現行犯逮捕されています。
現行犯逮捕の場合、「犯罪を犯した瞬間」というのが前提になります。
今回、店のスタッフなのか、店内にいた買い物客か、搬送業者かはわかりませんが、誰かが「盗ったところを見た」と言った可能性があるということです。
しかし、見た側も女性が袋に入れる瞬間を見ただけで、知人の男性が女性に渡す姿は目撃できていなかった可能性もあります。
意図的な間違いかどうかはわかりませんが、様々な条件で女性が盗ったように見えた可能性も否定できません。
通常逮捕の場合、証拠の収集をしてからの逮捕になるようですが、
現行犯逮捕は犯罪を犯したという前提のもとでの逮捕のようなので、すぐに釈放が難しい理由があったのかもしれません。
販売記録の照合に時間がかかった？
SNSでは販売記録の照合に時間がかかったとの指摘もみられました。
確かに店側が販売記録の照合をしていれば、盗られたいなり寿司が存在しないことがわかります。
これは、警察が照合を求めて来なかった、あるいは店舗側の照合する能力（機械の性能やなんらかの理由）が低く、時間がかかった可能性もあります。
また、近年セルフレジも多くなってきており、レジを通したつもりがミスで通っていないまま持ち帰った人がいて、在庫が不足する形になっていたかもしれません。
そしてそのミスをしたのが、知人の男性だけでなく、いなり寿司を購入した人全員に可能性が否定できない状況です。
また、他にいなり寿司を万引きした人がいて、本当に盗まれて在庫が少なかった、それが判明して在庫が正しく照合できるまで時間がかかったなどの状況も、否定できません。
なんらかの要因で、正しい照合ができるまで時間がかかった可能性が否定できません。
知人が連絡を取れない人だった？
誤認逮捕された女性は、知人男性にいなり寿司をもらったと証言されていました。
女性にとって、この知人男性はどの程度の知人なのでしょうか？
例えば名前も連絡先も知らない、店や他の場所でたまたま会う顔見知り程度なのかもしれません。
わかりませんが、久しぶりに会って「お昼食べた？まだなら、いなり寿司あげるわ！」などと会話があったのかもしれません。
又、スマホを持っていたとして、「知らない電話からの着信は出ない！」という方もいるかもしれません。警察からの着信に出なかった可能性もあります。
連絡先がスマホの番号しか知らなかった場合、どこの誰の電話番号かを特定するのに時間がかかったのかもしれません。
これ以外にも様々な要因で、知人男性と連絡がとれなかった可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回のいなり寿司誤認逮捕は、様々な謎が残る事件でした。
実際に釈放までに３日かかった背景は特定はできませんが、発表されていないなんらかの理由があるのかもしれません。
滋賀県警近江八幡署もこの事件に関しては重く受け止め、女性に謝罪するとともに再発防止に努めたいと発表しています。
この件に関しては、警察や店舗、各関係者への誹謗中傷、問い合わせ等の行為はされませんよう、どうぞ宜しくお願いいたします。