学校のテストでカンニングをした後に自殺した高校生のご両親が、学校を提訴というニュースについて。
世間では非常に関心が高まっております。
そこで今回は、この清風高校カンニング事件で誰が死亡？卑怯者よばわりは行過ぎた指導？！という内容をまとめてみました。
清風高校カンニング死亡事件の概要
事件概要
・２０２１年１２月、当時清風高校２年生であった男子生徒が期末テストにカンニング
・複数の教師に叱責、全科目０点、自宅謹慎８日間、写経８０枚、反省文の作成の処分を受けた
・２日後、自宅近くで倒れているのが見つかり、死亡が確認
・遺書には「このまま周りから卑怯者と思われて生きていくのが怖くなった」
死亡後、学校側は第三者委員会を設置
・男子生徒の死後、学校側は第三者委員会を設置
・卑怯者という言葉は自死に一定の影響を与えた
・同じ訓話を聞いてカンニングした複数の生徒が謹慎処分後に復学している
・自殺に追い込んだとまでは言い難い
追記：裁判概要
両親が学校を提訴
・両親が学校側に計１億円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁におこした（２０２４年５月８日）
・カンニングがルール違反で、学校から叱責と指導をうけるのは当然と理解
・しかし学校側に日頃朝礼で「カンニングは卑怯者がすることだ」と副校長が言うことや、反省文を書いている男子生徒に「卑怯者」の訓話を持ち出し、必要あれば加筆するよう促していたことが問題と認識
・「卑怯者という評価を受けながら生きていくしかないという絶望感を（男子生徒に）抱かせた」
・学校の安全配慮義務違反を主張
裁判で学校側が争う姿勢
・５月２４日から裁判がはじまり、学校側は訴えを退けるよう、争う姿勢を示した
・学校側としては、カンニングが発覚後、威圧的な言動はしていない
・事実確認とカンニングがいかに自分のためにならない行為であるかを指導を行った
・まだやり直すチャンスがあるので前向きに取り組みをうながす指導を行った
・指導時に立ち会った教師から「卑怯者」という言葉を言わせていたとの証言は得られていない
・指導の際は、多くの教師が囲み、長時間でもなかった
裁判後の父親のコメント
・２４日の裁判後、父親は突然のことで、未だ心の整理がつかないと説明
・校則違反はいけないことで、一定の指導が必要な点は非難しない
・しかし息子が反省の姿勢を示していにも関わらず、卑怯者と言わされている
・校則違反もなくまじめな生徒に言わしめ刷り込みしたと思ってる
・それらの指導が本人の意思の決断に強く影響したと考えている
・息子がなぜ命を絶ったのか、あまりにも突然で心の整理がついていない
・毎日子供のことを思い出している
・配慮のない指導で精神的においこまれたと考えている
・学校で二度とこのような事がおこらない社会になってほしい
清風高校カンニングで誰が死亡？
結論
特定できませんでした
清風高校でカンニングをして死亡した生徒が誰なのかが気になるところ。
しかし、当事者が未成年で亡くなられていることから、報道では名前は公表されていませんでした。
個人の名前を特定するのは難しそうです。
清風高校の卑怯者よばわりは行過ぎた指導だった？！
清風高校の「カンニングは卑怯者」よばわりは行過ぎた指導だったかどうか、snsの声と共に検証してみたいと思います。
学生の遺書「卑怯者と思われて生きていくのが怖くなった」
死亡した生徒の自殺する最も大きな理由が、「卑怯者と思われて生きていくのが怖くなった」ということでした。
カンニング行為は、卑怯者でしかないと思う
卑怯者だけではないだろう、カンニングは学生がやってはならない最大悪見つかって自殺とは—ならばカンニングするな！
カンニングは卑怯者だし、人の努力を踏みにじる行為だし、100%本人が悪い
カンニングする前に「卑怯者として一生見られる」事がなぜ分からなかったのかな?
生徒のカンニング行為そのものが間違っていて、卑怯者だとする声が多かったです。
「卑怯者だと思われたくなければ、始めからするな！」という根本論や、「そもそも卑怯者だと思われることをなぜわかならかったの？」といった、発覚する前からわかっていることだと言った論調も見られました。
snsをまとめると、
カンニングは卑怯者がすること、卑怯者が嫌なら始めからするな！というカンニングをした学生の責任を問う意見が多かった。
副校長が「カンニングは卑怯者がすることだ」と日頃朝礼で言っている
日頃から、副校長が生徒に対し指導の一環として「カンニングは卑怯者がすること」と伝えている行為そのものについては行過ぎた指導ではなかったのでしょうか？
「卑怯者」は教師が口にしてはならない言葉。教師のみならず、この学校は消えた方がよい。
毎日朝礼で名指しはされなくとも、みんなの前で「卑怯者」っていうんでしょ？ それは辛いって！
このように、指導者として「卑怯者」という表現は適切ではないという考え方があがっていました。
カンニングは卑怯者のすることって、全校生徒に発信してるのにカンニングしてるんだから卑怯者って言われても仕方ないよね。
卑怯者ってよほど言われたのかと思いきや、『副校長が日ごろから朝礼で「カンニングはひきょう者がすることだ」と訓話していたと指摘。』って言ってんのにカンニングする方もすげえな。
こちらは逆で、言われてるのにカンニングするのだから、卑怯者と言われても仕方ないよねといった、学生に責任があるという意見も多くみられました。
snsをまとめると、
「卑怯者」と言うのは不適切なところがあるが、それを言われてながらする方にも「卑怯者」と言われる責任はある
反省文を書いている生徒に「卑怯者」の訓話をし、加筆を促した
反省文を書いているにもかかわらず、その生徒に「卑怯者」の訓話をしたり、加筆を促す行為は行過ぎではなかったのでしょうか？
カンニングは卑怯者だろうけど指導がいきすぎてたんじゃないか？指導死ってやつね 複数人で叱責して謹慎して反省文に写経80枚って異常やで
大の大人が囲んでる時点で指導として普通じゃないし、体罰になりえるような量の写経は流石に現代じゃ許されないレベル 全教科0点は妥当
カンニングは卑怯者のすることだが流石に指導が不適切。全科目0点だけで良いのに。
学校側の指導の行過ぎ、不適切といった意見があがっていました。
なぜカンニングをしようと思ったのか？を聞いてあげるのが指導だと思うねん。卑怯者って表現はどうかと思う。
ただカンニングした行為を咎めるのではなく、生徒に寄り添うのが指導だという意見もありました。
snsをまとめると
カンニングした行為を指導する方法に問題があったのではないかとする意見が多くあがっていました。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回、カンニングをし死亡した学生は特定できませんでした。
また、「卑怯者」よばわりが行過ぎた指導だったかは、学生側、学校側それぞれの責任を問う意見がsnsではあがっていました。
カンニングした学生が亡くなっているということもあり、この問題は非常にセンシティブで、たくさんの結論が出てくるのかもしれません。
学校側も争う姿勢を示していますが、この自殺事件に関しては非常に重く受け止め、生徒の自殺直後に第三者委員会を立てるなど、学校側の対応に問題がなかったか検証されています。
まだ、日々事態が動いている様子だと思われます。
この件に関しては、高校や各関係者への誹謗中傷、問い合わせ等の行為はされませんよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
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