次世代の乗り物として注目が上がっている「モペット」
でも、モペットが運転免許やヘルメット装着が必要なことを知らない人も多いのだとか。
見た目は電動アシスト自電車と似ているけど、どう違うの?
そこで今回はモペットと電動自転車の違いは?モペットが公道を走れる条件は?についてまとめてみました!
モペットとは
モペットとは「ペダル付きの原付」
結論
これらの電動機が搭載されている
ペダル付きの原付
モペットは道路交通法上は「原動機付自転車」として扱われます。
ペダル走行は可能、でも原付扱い!
ペダルで人の力のみで走行することができますが、
自転車とはみなされません!
原動付自転車なので、保安部品が不足している場合、公道を走行するこはできません。
電動自転車とは
結論
人力を補助するための
モーターが備わっている自転車
電動自転車は道路交通法上は「駆動補助機付自転車」で、自転車として公道を走行させることができます。
モペットと電動自転車の違いは?
自走可能かアシストか
モペット | 電動アシスト自転車 |
自走可能 | 自走不可能(ペダルでこがないと進まない) |
アクセル(スロットル)がついている (フル電動自転車含む) | 補助動力なので自転車と同じ扱い |
モペットは自走可能で、ペダルをこがなくても走行可能です。
かつペダルをこぐだけでも走ることはできます。
アクセルがついていて、原付と同じ走りをすることができます!
一方、電動アシスト自転車は自走不可能でペダルをこがないと進みません。
あくまで補助動力で走行をアシストするだけです!
電動自転車は自転車を補助しているだけで、自転車と同じになります!
免許は必要か?
原付扱いのモペットは免許は必要です。
総排気量が50cc以下のモペットの運転可能な免許はこちら!
・原付免許(50ccクラス)
・小型二輪免許(125ccクラス)
・普通自動二輪車
・普通自動車免許
※注意1:2024年4月現在の法的規制での可能な運転免許になります。今後法改正があり、可能な運転免許が変更される可能性があります。
※注意2:普通自動車免許は、総排気量が50cc以下の原付に限って運転可能です。今後、普通自動車免許では50cc以下の原付が乗れなくなる可能性が囁かれています。その場合は運転はできなくなります。
※注意3:今後600wを超える出力のモペットが出てきた場合は原付き免許では運転不可で自動二倫免許が必要。
電動自転車は自転車なので免許は不要です。
ヘルメットの着用は?
モペットは原付扱いなのでヘルメットの着用は必須。
一方で電動アシスト自転車はあくまで自転車なので、着用努力義務となります。(積極的に被ったほうが良い状態)
保険は?
モペットは原付扱いなので、自賠責保険の加入は必要。
一方、電動自転車は一般的に自賠責保険は不要、絶対ではありません。
モペットが公道を走れる条件は?
乗車時の義務
①ヘルメットの装着
電源を切ってペダルで走行する場合も着用義務があります。
バイクと同様の安全基準を満たしたヘルメットであることが必要、PSCマークに有るものが良いとされています。
基準に満たないヘルメットや装着しないままの走行は乗車用ヘルメット着用義務違反となります。
②免許の所持(原付免許以上)
免許証を携帯せずに運転する場合、免許証不携帯となります。
罰則の対象となります。
③通行時の法令順守
電源をオフの状態でも、乗車している場合は歩道通行は絶対にできません。
また、2024年3月にモーターを止めた状態で走行しても原付バイクの運転に該当すると道路交通法改正案で明確化されました。改正案が成立した場合、6ヶ月以内に施行されます。
保険・税金
③軽自動車税の納税
④自賠責保険
自動車損害賠償保障法に規定する、自動車損害賠償責任保険又は自動車損害賠償責任共済の契約が必要
⑤任意保険(こちらは任意)
モペットの装備
⑥ナンバープレートの装着
⑦バックミラー
⑧番号灯
⑨ブレーキ
⑩クラクション
⑪ヘッドライト
⑫ウィンカー
⑬速度計
⑭テールランプ・ブレーキ乱舞
⑮後部反射材
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モペットが手軽に使える交通手段として利用者の増加がみられる一方、交通違反や人身事故が増えてきているようです。
警察の取り締まりも厳しくなっているようです。
モペットは電動自転車と違う乗り物で、原付であることを今一度理解を深めましょう!
※こちらの情報は2024年4月時点での、あくまでモペットの補助情報になります。法律や交通事情など日々変わることが考えられます。ご自身で乗る際には、関係各所にご確認の上ご利用されますようお願いいたします。