2023年12月は「ふたご座流星群」の話題がよくニュースになっていましたね。見ることができた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は「ふたご座流星群」のあとすぐに「しぶんぎ座流星群」が見られることをご存知でしょうか?
今回は「しぶんぎ座流星群」について、2024年は見えるのはいつなのか、方角など特徴と共にまとめてみました。
まずは、流星群とはどんな星のこと?
流星群とは?
流れ星は夜空に突然現われ、走るように動いて消えます。その流れ星が1年のある決まった時期に、夜空の1点からいくつも飛び出すように見えるのが流星群です。
流星群の活動がさかんになるため、毎年同じようなタイミングで流星の数が急にふえる時期があります。
それが「◯◯座 流星群」と呼ばれていているものです。
3大流星群とは?
のなかでも毎年安定して多くの流星が見られる3つの流星群が3大流星群と呼ばれています。
3大流星群は、はじめて見る人にも観察しやすい流星群といわれています。
流星群 | 活動がさかんな おおよその時期 | 最も 活発な時期 | 最も活発な時期に発生する 流星の数(1時間あたり) |
しぶんぎ座流星群 | 12月28日~1月12日 | 1月4日頃 | 45 |
ペルセウス座流星群 | 7月17日~8月24日 | 8月13日頃 | 40 |
ふたご座流星群 | 12月4日~12月17日 | 12月14日頃 | 45 |
もっとも活発な時期に発生する流星の数が見られるには条件があり、空の条件が良く、月あかりなどがない時に限ります。都会の夜空で見られるのはこの数分の1だそうです。
しぶんぎ座流星群の特徴
- 1年の最初に見られる流星群
- 出現する流星の数は年によってムラがあり、予想するのがとても難しい
- 通常は1時間当たり20~50個の出現(熟練の観察者によっては100個程度確認された年もある)
- 流星群の名前「しぶんぎ座」は、現在存在しない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来
- 一般的な出現時期は12月28日から1月12日頃、極大(流星群の活動が最も活発になる時期)は1月4日頃で数時間程度
- 極大の前後1日程度は、流星数が比較的多く観察される
- 極大が夜間ではなく昼間の時間帯にあたると、流星はほとんど見ることができない
2024年、しぶんぎ座流星群はいつ見える?
2024年は1月4日18時頃~1月5日夜明け頃が見頃で、流星数は年によってムラがあるのですが、通常は20~50個/時程度の出現が予想されるようです。
2024年のしぶんぎ座流星群の極大は1月4日18時頃になるそうです。
極大時刻が夕方であることと、深夜の時間帯に下弦の月(月齢22)が昇ってくるため、月明りの影響が大きくなり、観測する条件としては良くないと言えるかもしれません。
総合して1月4日18時頃から下弦の月が昇ってくるまでが、見られる最大のチャンスとなります。
2024年しぶんぎ座流星群が見える方角は?
しぶんぎ座流星群の放射点(流星が飛び出す中心になる点)はうしかい座とりゅう座の間(あいだ)付近にありますが、流星は空一面に出現します。
どちらの方角を見てもかいませんが、特に北東の空を見ると良いとのことです。
ポイントは空が広く見渡せること、また市街地の明かりなどが視界に入らない方角を見るようにするといいそうです。
まとめ
新年早々見られる流星群。
2024年は4日深夜に下弦の月がのぼってくるので、4日夕方から月がのぼってくるまでにチャンスを狙って見ることができるといいですね。
夜の冷え込みが厳しいので防寒対策を十分にして観察して下さいね。
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