2024年3月、塚本雄大騎手の訃報が報じられました。
若干25歳の若さで、この世をさられた塚本雄大騎手。
ショックを受けるファンの方々も多く、競馬界は悲しみにつつまれています。
今回は、この塚本雄大騎手のプロフwikiとして初騎乗から死去までの戦いやエピソードを画像を交えてまとめてみました。
塚本雄大のプロフwiki
プロフィール
名前:塚本 雄大(つかもと ゆうだい)
生年月日:1998年10月18日
出身地:静岡県
血液型:A型
所属:高知競馬場、目迫大輔厩舎
騎手服(勝負服):黒・胴黄二本輪・袖黄一本輪
兄弟:塚本征吾(名古屋競馬)
経歴
2016年4月 初騎乗(ウイニングハート)
2016年6月 初勝利(エンジェルプレス)
2017年4月 8月29日まで金沢競馬場の期間限定騎乗をしていた
2018年1月 全日本新人王争覇戦に出場し10人中2位
2019年10月 雑賀正光厩舎から目迫大輔厩舎に移籍
2020年12月 JRA初騎乗
2023年11月 地方通算300勝を達成
2024年3月 24日に高知競馬場で行われたレースでバランスを崩し落馬、死去
デビューからの成績
塚本雄大の初騎乗から死去まで時系列でまとめ
初騎乗(2016年4月)
2016年4月9日に塚本雄大騎手はウイニングハート号で初騎乗でデビューされました。
塚本雄大騎手の結果は12頭中3着と好成績でした。
騎乗されたウイニングハート号の情報はこちら!
後日、塚本雄大騎手は初騎乗のウイニングハート号について、こう振り返ってらっしゃいました。
デビュー初騎乗のウイニングハート号は、逃げて行き過ぎちゃって…。
今思えば、もう少し道中我慢させていけば、たぶん勝てたかもしれないなと。
初騎乗のウイニングハート号は塚本雄大騎手にとっても思い出に残る馬だったようです。
初騎乗前の塚本雄大騎手のインタビューはこちら!
Q.騎手を目指したきっかけは?
もともと体が小さく、小さい体を活かせる職業に就きたかった
兄(塚本弘隆騎手)の影響も大きく、兄の背中を見て騎手になりたいと思った
Q.目指す騎手は?
騎乗姿勢もきれいな、同厩舎の永森大智騎手!
Q.特技は?
ランニングや走ることが好き!
実は中学の時に陸上部(長距離)と卓球部に掛け持ちで所属してた
塚本雄大騎手の憧れていた永森大智騎手の情報はこちら!
永森大智騎手は2020年に地方通算2000勝を達成されている現役騎手の方です。
初勝利(2016年6月)
2016年6月4日、高知競馬で塚本雄大騎手はエンジェルブレス号でデビュー66戦目にて初勝利をおさめられました。
エンジェルブレス号の情報はこちら!
エンジェルブレス号については、後日塚本雄大騎手は次のように振り返ってらっしゃいます。
騎乗したエンジェルブレスは、その後、夏負けの症状があって。
それ以来レースに出ていない。
次の開催には使えると思うので、力はあると思うし、期待している。
初勝利の思い出を聞かれて、エンジェルブレスについても答えられた塚本雄大騎手。
馬についても思い入れがあったようですね。
後日、初勝利のことをインタビューされて、塚本雄大騎手は答えられていらっしゃいます。
緊張しないように乗っていたんですけど、外に出せなかったので、内から行くような競馬になってしまった。
それでも66戦目だったので『やっと勝てた!』という気持ち。
塚本雄大騎手の嬉しさが伝わってくるようですね。
全日本新人王争覇戦(2018年1月)
2018年1月新人王争覇戦で見事2位という成績をおさめられました。
この時のレースを振り返り、塚本雄大騎手は頑張ったと振り返ってらっしゃいました。
優勝できたらよかったけど、悔しい。
今までの通算の成績で、僕はあまりよくいない方なので、新人王だけでも優勝できたらよかったなと。
負けてしまったので、悔しい。
悔しいしかない。
でも同期生と会えたことは、すごく懐かしくて。
学校の頃に戻ったような気分になりました!
こちらは、レース後に久々に集まった同期生の保園翔也騎手など他の騎手の方々と昔話に花が咲き、談笑されている場面です。仲良かったんだろうなという雰囲気が伝わってくるようですね。
なんと、塚本雄大騎手は過去に自分の自転車の鍵をゴミ箱に捨てたというエピソードを暴露されていました!
でも塚本雄大騎手は忘れてたみたいで「そんなこと会ったっけ?」と天然ぶりを発揮されていました。
JRA初騎乗(2020年12月)
2020年12月、阪神競馬勝「2020ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド 阪神第1戦(3歳以上1勝クラス)」
塚本雄大騎手はアドマイヤミモザ号で16頭中2着という結果でした。
ジョッキーズトーク!(2023年10月)
2023年10月、高知けいばにてジョッキーの方がレースについて振り返りインタビューされるジョッキーズトーク!にて。
静岡同郷の阿部基嗣騎手と一緒に出演されていました。
終始なごやかな雰囲気での撮影で、リラックスした表情の塚本雄大騎手が印象的でした。
静岡弁はどういうのかを聞かれて、
おばあちゃんは「○○ずら」とか言ってました!
この時、300勝まであと4勝というところまできていた塚本雄大騎手。
今年の最終目標を聞かれて
80勝!
と答えてらっしゃいました。
地方通算300勝達成(2023年11月)
2023年11月に塚本雄大騎手は第10回高知競馬第4日第12競走(コウエイバクシン号騎乗)において、通算300勝を達成されました。
最後のレース(2024年3月24日)
高知競馬第1日、10R第3コーナーにおいて、4番コスモシーウルフ号が他の馬とは関係なくつまずき、騎乗する塚本雄大騎手がバランスを崩し落馬。
直ちに救急車で高知市内の病院に搬送され、治療を行ったが、同日死亡が確認されました。
この日まで、塚本雄大騎手は地方通算318勝。
JRAでも2鞍騎乗して、2着1回、3着1回の成績を残していらっしゃいました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
デビューからまだ短い期間でしたが、将来を期待される成績をおさめられていましたね。
同期の方々にも愛される、少し天然な塚本雄大騎手もかいまみることができました。
謹んでお悔やみを申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。